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「シルバーレイン」の北野坂かののブログです。 わからない人にはわからない内容です。
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※「オトン」が5月から飼い始めた犬、
 だと思ってたら犬じゃなかった不動くんのお話です。


「ほな、摩耶頼むわ。」
昼ごろオトンがふーちゃんを連れてきた。
「ねーちゃーーん!」と飛びついてくるのはええけど、
でかい。
しかし見た目もなんだかふーちゃん?

とりあえずネジの有無とか確認するために
オトンも一緒に学園に連れていく。
………なんか、狂犬病予防接種みたいや。

道すがら貴種っぽい人とか見ると、
ふーちゃんはさっとうちとオトンの影に隠れようとする。
「なんかニガテ。」らしい。
アーダンさんみたいに殺意までは覚えてないようや。
オトンは「ごっつい格好の子多いなぁ。」ときょろきょろしている。

事務室でいろいろと話して手続き。
記憶がなくなっとるだけで、ネジ抜きはやっぱ必要らしい。
というわけで手ごろな能力者さんに集まってもろてやってもらうそうなので、
うちはオトンと不動産屋へ。
よさそうな物件を見つける。
「ちょっと広ない?」とオトンがケチをつけるので、
「だって~、ふーちゃん飼うんやで~?」と切り返す。
不動産屋のおっさんがヘンな顔をするので、
「いや、これの弟です。」とオトンが苦笑いする。
とりあえずオトンは納得したらしい。

頃合にふーちゃんを迎えにいくと、
ぎゃんぎゃんぎゃわーーん!て感じでうちとオトンに飛びついてきた。
なんか知らんが怖かったらしい。

で、オトンに軽く説明して、
やっぱ学園に置いといた方がええという話になった。
能力者の連続殺人事件のこともあるし、
見えざる狂気のこともあるし、
ふーちゃんの身寄りか知り合いが見つかるかもやし。
オトンには話さんかったけど、ネジの黒幕のこともあるし。

オトンも「よーわからんけどその方がよさそうや。」と納得した、
というか最初からそのつもりやったらしい。
「でも、おまえら三人、みんな僕の子やねんから、無茶はせんときや。」
と念を押され、「特に加納。」と付け加えられた。
「でっかいねーちゃん!」とふーちゃんのテンションがあがる。

そんなこんなで時間もないし、観光はまた今度、
ということでオトンは帰っていった。
ふーちゃんは詠唱調律車両に乗せんといかん。
乗せるとこまで見届けてから、うちは学校の方で待つことにした。

電車から降りてきたふーちゃんは、
またぎゃんぎゃんぎゃわーん!やった。
でももろたカードを自慢げに見せてきた。

夕方の図書館でいろいろ教えてみたら、
とりあえず算数はでけることが判明。

で、まだ実戦にはだせへんけど説明を…とふーちゃんの情報を調べると、
「クルースニク×フリッカークラブ」と表示されている。
「………あんた、楽器弾けるん…?」
「弾ける!シタール!」
「え、なにそれ~…。」
「チャランゴも!」
「……へえ…。他は~?」
「弦楽器好き!」
「なるほどなぁ~…。」
青龍拳士と悩んだらしい。
とりあえず詠唱兵器はかのちゃんに持ってきてもらお…。

「ほな帰るで~。夕飯の買い物せな~。」
「買い物!」
「荷物持ちや~。」
「持つ!」
とりあえずオトンに持たされた荷物を持たす。
まあ、明日は明日の風邪が吹くやろ~。
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