深層心理

誕生日だからってわけでもありませんが、
彼女の深層心理について。

少女は死への恐怖と勝利への情熱の両端に立っている。
温もりは彼女を満たさず、常に満ち足りることなく温もりを求める。
途切れた時間を取り戻そうとするかのようにもがいている。


死への恐怖心
かのにとって死は「存在がゼロになること」のように感じられています。
これは彼女が実母のことを知らないということが大きく影響しています。
不義理だと思いながらも、彼女にとっては実母は「存在しないようなもの」です。
故に「死」に対して他の人よりも過敏で、非常に恐れています。

勝利への情熱
正義感が強く、不正も不条理も許せない性格なので、
ゴースト退治や世界結界を守ることへの義務感は強いです。
ですが、先述の「死への過剰な恐怖心」から、
無意識のうちに気魄系能力者でありながら後衛になることを選んでいます。

温もり
思春期のよくある現象ですね。
人の温もりを求めて、与えられてもまた次の日には忘れてしまい、
また温もりを求める。
満たされるのは一瞬一瞬だけという。
しかし求めずにはいられないんでしょうね。

途切れた時間
スポーツマンで男子と一緒にころころ遊びまわった小学生時代から、
一転して中・高一貫性の女子校に入学することになります。
女子校の友人たちの雰囲気に合わせるため彼女なりに努力をし、
「女の子らしく」なるため本来の自分を歪めていき、
現在のようないわゆる「ギャル」になっています。

女の子らしい趣味に目覚めたりもしましたが、
無理をしていた部分が銀誓館に来て解放されたため、
今ひとつつかみ所のない人物になっています。