「シルバーレイン」の北野坂かののブログです。
わからない人にはわからない内容です。
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妖精さんいわく、
「やあ目立ちたがり出たがりの貴様たち!
いつもお世話になってるお礼にちょっと書いてみたよ!
リプレイ風?なので苦手な方は自己責任で読んでね!」
だそうです。
「やあ目立ちたがり出たがりの貴様たち!
いつもお世話になってるお礼にちょっと書いてみたよ!
リプレイ風?なので苦手な方は自己責任で読んでね!」
だそうです。
「ねえねえ!信悟、腹減った!フライドチキン食ってていい!?」
「てめえふざけてんじゃねーぞこのタコ!」
狭い通路の前を行く、ゆうに180cmを超す長身の男二人。
フライドチキンをかじりながら歩く赤ジャージの男に、
パーマのかかったピンクの髪を揺らしながら歩く
二本の大斧をかついだ黒ジャージの男。
そして、
「信悟くんの食欲にも困ったものですね。
…ゴーストには嗅覚はあるのでしょうか。」
うちの横であごに手をあて考えこみ始めた色黒の外国人。
目が合うとにっこりと優しげな笑みを浮かべてくるが、
これが慇懃無礼でなんとも食えない男である。
と、大部屋に出たとたん、ゴーストの気配。
思った瞬間には3人は駆け出していた。
フライドチキンをくわえたままのジャージの男の
ゴーストを切り裂くナイフが鋭く光る。
そこへピンク頭の男が二本の斧を続けざまに叩き込む。
先ほどまで横にいたはずの男はもうおらず、
彼の『籠』から放たれる燐光が別のゴーストの皮膚を切り裂く。
そうだ、撃たねば。
二挺の詠唱ガトリングガンを腰に構え、
「マウマウ、いくでっ!」
無数の光の弾丸が撃ち出される。
色黒の男はこともなげにそれをひらりとかわし、
弾丸はゴーストに命中する。
ふう、と息をつく前に、
「ああっ!!信悟のフライドポテト!どっか行った!どっか行った!」
「てめえ信悟ポテトぐらいでガタガタ言ってんじゃねえよッ!!」
そんな大男二人を眺め、にこにことしている色黒の男。
ピンク頭がうちの視線に気付き、
こちらを向いてにっこりと笑う。
「あらぁ~、ごめんなさいねぇ、かのちゃぁん。
ヒロミからよく言ってきかせておくわぁ~。」
気が抜けるほど見事なオネエ言葉を発した男は、
フライドポテト~と叫んでいる男の髪をがっちりと鷲づかみにしている。
「うるせえんだよッ!!」
ピンク頭がそのままジャージの男を投げ飛ばし、
大きな物音をたてる。
その音に反応し近寄ってくるゴーストの気配。
色黒の男はにこにことしたまま『籠』の蓋を開ける。
………ふう、とため息をつく。
頼りになるのか、ならないのか。
それでもこれが、今のうちの『冒険仲間』。
うちはまた二挺のガトリングガンを構える。
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